セカンドステップとは、米国ワシントン州にあるNPO法人により設立されたもので、教育関係者、家族、及び地域社会のための教育プログラムで子ども達が安心して毎日を送り、社会的に発展することを目的にしているものです。
問題にぶつかった時に、感情を言葉で表現し、対人関係や問題を解決する能力と怒りや衝撃をコントロールできるように計画されたレッスン内容です。

第一章 相互の理解

=ねらい=

自分の気持ちを表現し、相手の気持ちに共感して、お互いに理解し合い、思いやりのある関係をつくること

=行動目的=

他者の気持ちを感じ取る
他者の立場に立つ
他者に対して、思いやりの態度を示す
自分の気持ちを表現する


第ニ章 問題の解決

=ねらい=

困難な状況に前向きに取り組み、問題を柔軟に解決する力を養って、円滑な関係を作ること

=行動目的=

子どもの衝動的、行動的言動をやわらげるために
問題解決のスキルを、日常の対人関係に応用する
社会的言動の練習経験を積む


第三章 怒りの扱い

=ねらい=

怒りの感情を自覚し、自分でコントロールする力を養い建設的に解決する力をつくること

=行動目的=

子どもの怒りの言動をやわらげるために
怒りの感情を自覚する
怒りをやわらげる方法を身につける


暴力防止カリキュラムを全職員が受講し、同じ視点で保育を行なう。
又、年長児を中心に週一回セカンドステップのレッスンを行なう。

 連日のように子どもによる事件が多く報道されている中、新聞記事にセカンドステップの紹介あり、『暴力防止プログラム』とは一体どんな事だろうと疑問を持ったことがきっかけ。一回目の研修会を受講したところ、保育園全体で行なっていく必要性を感じた。日々の保育を行なっていく中でも、色々を模索していた時期であり、全体の意思統一を図る上でもよい取り組みになるのではと思い、平成13年5月より導入、現在に至る。


 プログラムを行なうための教材(パネル・ぬいぐるみ・手引書など)を用いる。歌やぬいぐるみを使った導入から始まり、その後パネル(大型モノクロ写真)を見ながら子ども達とやりとりをし、レッスンを行なう。また、日常への展開もレッスンに含まれており、日々の生活(保育)の中でもセカンドステップを取り入れることができる。


 レッスンを始めると、自分の気持ちを相手に伝えようとし、友達同士でケンカを解決しようとする姿が見られるようになるが、セカンドステップは特効薬的なものではないので、すぐに劇的な変化は見られないケースが多い。続けていくことが大切であり、幼児期にこのレッスンに関わりを持つことで、将来的にコミュニケーション能力や、問題を自分で解決する能力を高めていけたらよいと思っている。


 職員の意識としてもすぐに変化を求めるものではないが、自分たちが手本となり、それを鏡に映すかのように子ども達が自然と学べる環境をつくっていくことが大切。また、ご家庭への影響としては実践を通して伝えていることから、子ども達や園からのお知らせを通して理解し、育児の参考になっている方もいる。


 保育の基盤にはセカンドステップがあり、子どもを変えるための取り組みではなく、職員の意識が変わるための取り組み。職員が変わることにより、子ども達には自然とその姿から伝わっていくのではないか。


 お互いがステップアップしていくための保育の中の一つであると考える。

平成24年11月より大人のためのセカンドステップを毎月一回主に土曜日の午前中1時間開催。











■ 定 員
・2号3号認定  150名(産休明けより保育)
・1号認定 10名
・ohana保育園 19名

■ 保育時間
<かがの保育園>
2号・3号認定 
●通常保育時間/AM7:00~PM6:00

●延長保育時間/PM6:00~PM8:00

1号認定
●通常教育時間/AM8:00~PM3:00
●延長保育時間/AM7:00~AM8:00
        PM3:00~PM7:00

<ohana保育園>
3号認定
●通常保育時間/AM7:00~PM7:00

●延長保育時間/PM6:00~PM7:00

■ 決算報告
計算書類及び事業の概要につきましては、
こちらからご覧いただけます。
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●役員報酬規程
●役員名簿
●定款